クレーン点検の重要性

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クレーンの点検がなぜ必要なのか?

クレーンの点検がなぜ必要なのか?

あらゆる産業や貿易の現場で活躍するクレーンは、現代の世界の経済成長を支える存在であると言っても過言ではありません。
現場では、数百キロ~数百トンという非常に重量のある物資や資材を扱うため、それを運搬するクレーンには常に過酷な負荷を強いられています。
いくら剛強につくられているクレーンといえども、日々酷使されていくなかでは消耗は避けられません。

金属やクレーンの動力となるモーター、制動するブレーキなどの疲労・劣化、故障は、作業効率の低下を招くだけでなく、そのまま人身災害や他の設備への二次被害といったリスクに直結する部分です。

――クレーンに多少の不調があっても、しばらくは何ごともなく使用することができるかもしれません。
しかし、「何かが起きる可能性」が確実に存在することを肝に銘じておく必要があります。
そして、「何かが起きてしまってからでは遅い」ということも同様です。

使用頻度によって疲労度は異なる

使用頻度によって疲労度は異なる

毎日欠かさず使用するクレーンと、週に2度だけ使うクレーンとでは当然ながら疲労の蓄積や劣化の進行は変わってきます。
もちろん、運搬するものや挙動によってもそれは変わります。
そのため、点検の頻度も例え同じ倉庫内でも一概に決めることは困難です。

例えば、導入当初は週2回の使用で、途中から毎日の使用に変わった場合、細かな点検を同じ頻度で実施していては、リスクが段違いになることは想像に難くないでしょう。
電磁ブレーキのブレーキシュー(制輪子)の摩耗や、フックやチェーンなどの疲労、制御盤(マグネットスイッチ)の劣化など、わずかなひずみによって大きな事故につながることもあります。
大切なのは、使用頻度に合わせて点検の頻度も考えることです。

クレーンのコンディションを正確に把握する

クレーンのコンディションを正確に把握する

クレーンをご使用の企業様では必ず自主点検をされていることと思いますが、実際に「問題なし」とする基準は企業様ごとに異なります。
また、さらに突き詰めれば、点検を行う担当者ごとにその基準が異なるのも現実としてあります。
つまり、誰かにとっては危険に見える状況が、また誰かにとっては安全な状況に見えこともあるのです。

ここで大切なのは、明確な基準を設けることです。
必ず点検しなければいけない箇所と点検の基準を設け、それをわずかでも満たさない場合はすぐに使用をやめて、専門の業者に詳細な点検・修理を依頼するようにしましょう。

株式会社タイエストは、大手建設会社様や官公庁などをクライアント様として豊富な実績を持つクレーン点検・修理会社。
お使いのクレーンをより機能的かつ安全に長くお使いいただくため、適切な点検を行いますので、クレーンに関して気になる点がある場合は、お気軽にご相談ください。